2020/12/3 ウェビナー 「生の中国 / 新薬の臨床開発·事業化」


最終更新日: 2022/05/13

この度、「新薬・日中未来」セミナー研究機構を立ち上げました。ここ数年、一気に、多彩な変化を遂げつつある中国。断片的な情報は得られても全体の繋がりが分からない、その全体像を捉えるのが非常に難しいといった声を耳にします。そういった中国情勢を肌感覚で分かっている中国現地の方であって同時に日本の情勢にも明るい中国の演者が「生の情報」をご提供します。 今の中国の変化を日本独自の立場から捉えて考えて頂く機会をご提供できればと希望しております。

初回は、コロナ後、世界市場の中で益々、重きをなして行くであろう中国の「新薬ビジネス」の潮流を理解して頂く為に、新薬の「投資」・「事業」・「知財」・「臨床試験」を取り巻く環境の変化について、生の現場に身を置いている夫々の専門家・業界リーダーからポイントを絞って語ってもらうセミナーを開催する運びとなりました。今回はweb開催となりますが、奮ってご参加下さい。新薬の中国ビジネス展開に課題を抱えていらっしゃる方々の一助になれば幸いです。

日時

12月3日(木曜日)、午後1時半〜3時45分(2時間15分)

演者、演題

1.「増大する中国マネーが支える新薬の臨床開発」 (午後1時半〜2時) 

孙 羲昱 

国泰君安証券研究所 業務役員、業界アナリスト <日本語>

2.「中国ならではのPh II・III、マーケティングの難しさ / 中国企業との連携」(午後2時半〜3時)

Frank呉 

TransThera社 CEO  <英語:通訳 川本>

3.「知財環境の変化が医薬ビジネスにもたらす影響(Patent Linkage を中心に)」 (午後2時〜2時半) 

劉 桂明 

元中国知的財産局(審査、政策)、現 新薬R&D企業 <中国語:通訳 川本>

4.「一大臨床開発拠点としての中国(規制環境の変化を踏まえて)」   (午後3時〜3時半)

孙 華竜

Clinical Service Center共同創始者兼執行副総裁及びMeta Clinical Technology社CEO               <日本語>         

総合司会      安藤 英広         

              KoMong & Associates,  Andy Pharma Partners代表

演者略歴

孙羲昱 

東京大学工学系研究科修士、日本の大手損保で債券業務、その後、中国にてA股株式市場研究、国泰君安証券研究所 業務役員、業界アナリスト。この間、新財富業界アナリスト賞、金牛アナリスト賞、Institutional Investor’s tenth annual All-China Research Team ranks等、各賞を受賞。

劉 桂明

中国の知識財産局で特許の審査及び産業政策に係わる。「国家知識財産権戦略」の医薬品知財の策定・米国との知財交渉・多国間の医薬品知財政策研究に参加・参画。2010年から北京大学で「医薬品企業の特許戦略」の講座を担当。2020年退官後、民間へ。

北京大学化学系学士、協和医科大学理学修士、米国John Marshall Law School知財修士。

Frank呉、Ph.D.

米国留学、Ph.D.取得後、Medicinal Chemistとして、ベーリンガー・インゲルハイム社の米国研究所でR&D活動。 中国政府のハイレベル人材招致により、10年前に中国へ。四環医薬傘下の研究会社である山東軒竹医薬の CEOとして200人体制の研究所に育て上げる。政府及び米国系投資会社の投資により、2016年南京に設立したベンチャー企業TransThera社のCEO。

孙 華竜

東京大学・医学博士、その後、20年余、医薬品の臨床開発業務に携わる。Merck Serono、Parexel社等の多国籍企業を経て、中国でCRO設立に参画。 前DIA中国地区委員会理事、中国臨床データ管理学会中心メンバー、中国医療機器業界データ分析専門委員会、その他、中国の各種政策策定メンバー等に任じる。  現在、北京科林利康(Clinical Service Center)社の共同創始者兼執行副総裁及び美達(Meta Clinical Technology)社CEO。

安藤 英広

日本の大手製薬企業に入社、研究、国際開発、企画部門等の提携関連業務を経て、以降、理研・国内外の製薬・ベンチャーで事業開発部門に携わり、その後、個人オフィス(Andy Pharma Partners)を設立。40年に及ぶ製薬産業界での経験とネットワークをベースに、パートナー探し・提携支援などの医薬コンサルタント業務に従事。KoMong & Associates

川本 敬二

藤沢薬品(現アステラス製薬)にて特許出願・侵害訴訟・国際法務担当。米国法律事務所・米国子会社への出向。退社後、川本バイオ・ビジネス弁理士士事務所(東京)設立。上海大邦法律事務所顧問。新薬ビジネスに関わる知財、契約スキーム立案、契約書起草・ネゴを専門。2011年より上海在住、月一回東京の生活。KoMong & Associates

Author Profile

川本 敬二
弁理士 (川本バイオビジネス弁理士事務所(日本)所長、大邦律師事務所(上海)高級顧問)

藤沢薬品(現アステラス製薬)で知財の権利化・侵害問題処理、国際ビジネス法務分野で25年間(この間、3年の米国駐在)勤務。2005年に独立し、川本バイオビジネス弁理士事務所を開設(東京)。バイオベンチャーの知財政策の立案、ビジネス交渉代理(ビジネススキームの構築、契約条件交渉、契約書等の起案を含む)を主業務。また3社の社外役員として経営にも参画。2012年より、上海大邦律師事務所の高級顧問。現在、日中間のライフサイエンス分野でのビジネスの構築・交渉代理を専門。仕事・生活のベースは中国が主体、日本には年間2-3か月滞在。
0 replies

Leave a Reply

Want to join the discussion?
Feel free to contribute!

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *